はじめに
今回、現役パーソナルトレーナーの立場でREP UP GYMの体験レッスンを受けてきました。
2025年5月現在のところREP UP GYMの店舗数は合計25店舗です。
- 東京都内に20店舗
- 神奈川、埼玉に3店舗
- 大阪に2店舗
私自身は自宅からなるべく近くがよかったので都内の飯田橋店を利用することになりました。
(注)店舗に関することは飯田橋店に限定した情報になります。
この記事ではトレーナーの立場からREP UP GYMに感じた魅力や特徴を伝えていきます。
まず結論からいって、フィットネス業界で主流の◯ヶ月で◯◯kg減!みたいなダイエット特化型ジムではありません。
「太る」専門のパーソナルジム
それが
もちろん○ブになるという意味じゃなく
筋肉量を増やして痩せ過ぎた体質を健全に改善する
という主旨になります。
ジムの基本情報
アクセス(飯田橋店)
飯田橋店の最寄りは飯田橋駅、市ヶ谷駅になりますが、市ヶ谷駅からの方が近いかと思います。
市ヶ谷駅からの最短ルートについて
市ヶ谷駅を下車したら市ヶ谷橋を渡って外堀通りに出ます。
外堀通りを飯田橋方面に5〜10分ほど歩くと、途中に新見附橋という交差点があります。※目印はセブンイレブンを
その交差点まで来たら新見附橋と反対側の小道に入ります。
小道を10㍍弱あるくと、すぐ左にREP UP JYM(二つ目にあるビルの一階)があります。
外観、内装など(飯田橋店)
飯田橋店の外観ですが、商業ビルではないので派手な見た目やラグジュアリー感はありません。
一般的に住宅街にあるコンビニが入っているような規模のビルといったところです。
床面積は決して広いとはいえませんが、ウエイトトレーニングを行うのには全く問題ないだけのスペースは確保されています。
ですから狭くてトレーニングがやりにくいとかの心配は一切ありませんでした。
内装にラグジュアリー感はありませんが、衛生面は全く問題ありません。
とにかくトレーニングすることが最優先なら全く気にならないと思います。
(注)他の店舗の外観や内装ではありません。
トレーナーの雰囲気
体験レッスンを担当していただいたのは川淵(かわふち)トレーナー※写真右
川淵さんはフィジークでの優勝経験もあり、BIG3は軽く500超え。
第一印象からしてかなりこだわってトレーニングしているなと感じました。※真っ先に腕の太さに目がいきました(笑)
写真の通り顔は優しい感じで、性格も良さそうなイメージでした。※話した印象も良かったです。
もちろん他にもトレーナーは在籍していますが、採用基準にはおそらく統一されたものがあるでしょうから基本的にはどのトレーナーも
- 顔→優しそう
- 性格、喋り→優しそう
この2つは共通していることが多い気がします。
体験レッスン・レポート
まずはカウンセリング
入店後、即トレーニングというわけではありません。
まずはカウンセリングです。
といってもカウンセリングは以下のように2段階で行われます。
- 事前カウンセリング→オンライン
- 当日カウンセリング→対面
事前カウンセリングは、前日までにオンラインで自分の希望や目的などを伝えます。※私の場合は3日前にリンク付きのメールが届きました。
希望や目的はメール内のリンクにアクセスして伝えますが、シートは簡潔な様式で手間もかからず、サクサク記入できました。なので、めんどくさがらずにさっさと済ませることをおすすめします。
当日カウンセリングは、事前カウンセリングにそって進んでいきます。
事前カウンセリングは基本的に要点を簡潔に伝えるものなので、もっと詳しく聞きたいことや質問したいことがあれば当日カウンセリングを活用すれば大丈夫です。
体験レッスンで伝えたニーズ
ベンチプレスの記録がなかなか伸びない
体験レッスン前、私にはこんな悩みがありました。
スクワットやデッドリフトに比べるとベンチプレスの記録だけ極端に低いのです。
- スクワットMAX192.5kg
- デッドリフトMAX160kg
- ベンチプレスMAX87.5kg→他の2種目に比べて明らかに弱い
私自身ふだんからBIG3を中心にトレーニングをしていますが、ベンチプレスだけはなかなか伸びず苦戦していました。
特にベンチプレスの主働筋である大胸筋にうまく効かせられてなく、いつも上腕三頭筋が強く疲労してしまう。
大胸筋に効かせられるようにしたい!
このニーズをトレーナーに伝えたところまず理論としてアドバイスされたのが
負荷設定と回数、セット数の見直しからでした。
ニーズに対するアドバイス(負荷設定の見直し)
私のニーズはもちろんベンチプレスの伸び悩みを解決すること
加えて、大胸筋にはっきりと刺激を入れること
このやりとりの中でベンチプレスをやる目的を聞かれたのですが、
ベンチプレスをやる目的は?
と漠然と聞くのではなく、
- MAXの重量を更新すること
- 見た目に大胸筋を発達をさせること
この2つは分けて考えた方がよく、どちらにニーズがありますか?
のように聞かれたのです。
私の中での優先順位としては
- 大胸筋の見た目の発達がほしい→最優先
- MAXを最低100kgまではいきたい→できれば
とこんな感じだったのでそれを伝えると
川淵トレーナーは以下のように提案してくれました。
まず重い負荷設定だけにこだわらず、中程度の負荷設定で行う日もまぜる
具体的にいうと、
- 重い負荷設定→MAXの90%以上で3〜5回しか反復できない重さ
- 中程度の負荷設定→MAXの70%以上で6〜12回しか反復できない重さ
さらにいえば
- 重い負荷設定→最大筋力を伸ばすやり方
- 中程度の負荷設定→筋肥大、バルクアップにつながるやり方
要するに
大胸筋の見た目の発達が最優先なんだから筋肥大、バルクアップにつながるやり方を無視してはいけない
という基本のき
なんですが
私自身なかなか記録が伸びない焦りから重い負荷設定だけでやるようになっていたのです。
頭では理解している理屈も焦りなどで精神の安定が崩れていると
自然な発想ができなくなることがあります。
川淵トレーナーにはそれを気づかせてもらえました。
ニーズに対するアドバイス(回数、セット数の見直し)
前述の通り理論的なアドバイスをしてもらったのでいよいよ実践です。
具体的なやり方は
メインの3セットではそれぞれギリギリ8回、8回、12回できる重量で行う←中程度の負荷設定
理論からいえばこのやり方を継続していけばいいわけなんですが
思い返してみると私も最初はこの通りにやっていたのです。
やっていたけど記録が伸びずに停滞していたので気分転換に前述の重い負荷設定に傾斜していたのです。
そして、それが大きな副作用につながっているのを気づかされることに!
ニーズに対するアドバイス(実践編)
実践編のメインはフォームのチェックです。
しかし、川淵トレーナーの指示通りに行っている限りは特に矯正の必要がある悪癖はないとのことでした。
そこで、ふだんベンチプレスをやっている動画を見てもらうことに※重い負荷設定に傾斜している動画です
その動画を見た瞬間に指摘されたのが以下2点
- バーベルを下ろすスピードが速すぎる(要するにネガティブ動作が不適切)
- 下げてから上げる瞬間にバウンドさせている(結果的に大胸筋への刺激が抜けている)
言われてビックリで内心、えっ⁉︎そうなの?※意図的にバウンドさせていたつもりがないからです。
※参考までにその対比がコチラ↓
#ベンチプレス
ネガティブ動作が不適切だとケガにつながることを実感2ヶ月前の動画があったので
最近、ネガティブ意識してる動画と見比べると一目瞭然
ネガティブ軽視すると主働筋の伸張→短縮がないから力の発揮が不十分で
その補填にバウンドしてたなと自己分析🧐最近、肘の痛み全くないし😌 pic.twitter.com/SvobWzSOMb
— 自重とウエイトいいとこどりフィットネス! (@8Fourth) May 14, 2025
ネガティブ動作(ベンチプレスではバーベルを下げる動作)がポジティブ動作(ベンチプレスではバーベルを上げる動作)より筋肥大、バルクアップに有効だという理屈はもちろん理解していました。
だけど、重い負荷設定ばかりで行うことで無意識のうちにネガティブ動作が雑になり、主働筋の伸張という大事な要素が抜けた分をバウンドという手段でカバーしていたのです。
今思えばですが、ふだんのベンチプレス後はやたらと上腕三頭筋ばかり筋肉痛になるし、肘にも痛みが出るしと思い当たる兆候がチラホラ散見していることに気づかされました。
体験レッスンを終えて思ったこと
体験レッスン中のベンチプレスは中程度の負荷設定だったこともあり、私自身が無意識でもバウンドさせる悪癖は出ませんでした。
もちろん川淵トレーナーの指示通りにバーベルをいつもよりゆっくり下ろすことを強く意識していたことも大きかったと思います。
実際にいつもより胸郭が広がって大胸筋が伸ばされてる(伸張性収縮)感が確かにありました。
しかし、重い負荷設定でやっていたふだんの動画をチェックしてもらわなかったら
私自身がバウンドさせていることに気づくことはできなかったでしょう。
そういう意味からパーソナルトレーニングの利点を再認識できたのでたいへんに有意義でした。
さらに、ベンチプレスで大胸筋を使ってる感をしっかりつかむことができたので、当面の目標である100kg超えまでにやるべきことが見えてきた。
メインセットを全て終える頃にはいつもと違う筋疲労がしっかり残っていました。
特に大胸筋は追い込んだ後に特有の筋肉がピクピクする感じがあったのです!
体験レッスンを終えてはっきりとそう感じることができました。
ここが魅力!
私がそうだったので強く感じますが、
スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなど高負荷で行う種目で伸び悩んでいる人にもREP UP JYMはマッチすると思います。
とにかくトレーニングのパフォーマンスが停滞している原因を理論的にも実践的にも分析する能力に優れていると感じます。
REP UP JYM自体はとくにバルクアップと謳ってはいませんが、十分にバルクアップのトレーニングにも対応してくれるというのを強く実感しました。
痩せ過ぎた身体を筋肉量を増やして健全に改善するという本来の主旨に加え、
バルクアップのトレーニングにも十分に対応してくれる
これが私がREP UP JYMに感じた一番の魅力です。
魅力に感じるポイントは人によって変わりますが、筋肉量を増やすことがmustなら共通する部分は多いはずです。
最後に
今回、現役パーソナルトレーナーの立場で
なぜ同業他社の経営するジムを体験、紹介したのか?についてふれておきます。
理由は、私の経営するジムは自重をメインにした指導だから
バーベルの類いはもちろんトレーニングマシンもありません。
自重でも筋肉量を増やすことは可能ですが、ウエイトトレーニングのようにはいきません。
簡単にいえば、
- ウエイトトレーニングはやりたくない
- 緩く長く続けたい
このような人が対象になっています。
私の店で提供するのは身体機能のアップや姿勢矯正に特化しており、手段はウエイトトレーニングではなく自重がメインのトレーニング。
なので、同業他社であってもコンセプトが異なるので対象になるクライアントも違います。
ここが一点目の理由でもう一つは
フィットネスに従事する立場として有益な情報を提供したいからです。
ダイエットにしろバルクアップにしろ筋肉量を増やして基礎代謝を上げるにはウエイトトレーニングが最も手頃な手段であることは間違いありません。
そこで私の店では提供していない手段(ウエイトトレーニング)をメインにしている同業他社の魅力や特徴に関する情報を必要としている人に届けたい。
そう考えています。
できるだけ多くの人に有益な情報が届けば幸いです。
吉祥寺のパーソナルトレーニングジム
導[MICHIBIKI]ストレッチ&エクササイズ
筆者の紹介
名前:SHIN
トレーニング指導歴15年
主な経歴
- MLBテキサスレンジャーズのインターンシップを経験
- 総合格闘技UFCの選手に帯同し、アメリカ遠征を経験
- 拓殖大学硬式野球部コンディショニングコーチ経験
- 帝京高校硬式野球部コンディショニングコーチ経験
- 富士重工硬式野球部コンディショニングコーチ経験
Xその1(自重とウエイトいいとこどりフィットネス!)
※フィットネス情報を毎日発信しています!
Xその2(50才までに始めたいインナーマッスル中心トレ!)
※インナーマッスル中心に美容に役立つ情報を毎日発信!
Xその3(スクワットおたくのチャンネル)
※ヒップアップから筋肥大まで幅広い情報を毎日発信!